松永和之さん(緑町)、JICAの青年海外協力隊としてマラウィ共和国に

 3月19日(木)、喜茂別町(緑町)出身の松永和之さんが、JICA札幌の市民参加協力課長石井潔さんと一緒に菅原章嗣町長を訪れ、青年海外協力隊の一員としてアフリカのマラウィ共和国Malawiで2年間の任務に就くことを報告しました。松永さんはこれまで旭川市内で家具製作の技術を磨いてきましたが、そのノウハウを活かし、アフリカのマラウィ共和国で手づくりによる家具の製作技術を普及する活動に携わります。松永さんに、決意の背景などについてお聞きしました。

Mr.Matsunaga_0797.jpg

 「旭川でオーダーメイドの家具製作を学びましたが、やはり生産効率優先になり勝ちで、ユーザーとの距離感に疑問を感じていました。もっと人のために役立つことに自分の力を注ぎたい、と思うようになったのです。以前デンマークに旅したことがありましたが、そこでは家具デザインの文化がしっかり息づいているように感じました。そんなことにも触発されて、友人に青年海外協力隊の経験者がいたこともあって、開発途上国で自分の力を試したいと思ったのです。このことで自分がどんな風に変わっていくのか、とても楽しみです。」

LocationMalawi.png

 松永さんが着任するマラウィ共和国はアフリカ南東部の内陸部高原に位置し、面積は北海道と九州を合わせたぐらいの南北に細長い国です。国の東側に九州の面積ほどのマラウィ湖があって、美しい自然景観に恵まれていると言います。比較的冷涼で、北海道に似ている感じもありそうだとのことですが、人口は1,400万人も住んでいます。かつてイギリスの保護領となった時代がありましたが、1964年に英連邦王国として独立し、共和制、大統領制をとる立憲国家として今日に至っています。現地語のほかに英語が公用語ということで、英語のコミュニケーションになるそうです。宗教も、キリスト教とイスラム教が共存しているとのことです。また、エネルギーや水道などがまだ完全に整備されておらず、生活様式は私たちと異なる側面がありそうです。

Malawi-CIA_WFB_Map.png

 松永さんの赴任する地域は、首都リロングウェから120キロほど離れたマラウィ湖岸にあります。そこの職業訓練機関で、マラウィの人たちに家具製作の技術を指導することになるのです。通信環境はあまり良くないようですが、毎月首都に出向くので、その折に電子メールを送っていただくことも可能になるかもしれません。『輪島千江子さんのヨルダン通信』に続く、『松永和之さんのマラウィ通信』の実現も可能かもしれないということなので、第一報の受信を心待ちにしたいと思います。「任務の合間に通信の時間が取れるような余裕ができてからでしょうね。」とおっしゃっていました。
 松永さんは、3月25日に日本を発ち、マラウィに向かいました。健康に留意しながら納得のいくまで任務に励まれますよう、私たちも喜茂別からエールを送り続けたいと思います。

(※地図図版は、ウィキペディアから引用しました)