自律プラン策定の現場から/その6
自律を支える連携事業の広がり
8月27日(木)と28日(金)の2日間、喜茂別町‐北大連携プロジェクトの一環として、町民の無料健康診断が行われました。

自律プラン作成委員会のワークショップの中でも“健康寿命”についての関心は強く、生活習慣病を防ぎ健康づくりを推進することは、まちづくりの基本となる大きな目標です。
プロジェクトの中心、北海道大学・大学院教育学研究院の河口明人教授に、お話をお聞きしました。
「これまで札幌市民を対象に健康診断をしてきましたが、農村部住民は都市部住民と異なる健康上の課題を抱えていると考えています。農作業主体の生活環境や高い高齢化率が健康に対してどのような影響を与えているのか、特に生活習慣病の実態について調査したいというのが、主な目的です。
町が実施している総合検診より幅広く詳細なデータを把握するため、様々な新しい機器を導入し、スタッフも10名以上参加していますので、健康状態についてはより深く分析できます。たとえば、都市住民と比較してどんな特徴があってどんな工夫が必要なのか、喜茂別町内でも地区毎に分析できますから地区別の特性に対する対応策を考えるとか、もちろん年齢階層別のデータも出ますので、たとえば加齢世代ではどんな健康上の課題が進行しているのかなど、さまざまな観点から対応策を検討する上での詳細なデータを求めることが出来ます。来年以降も継続的に健診を行いますので、経年変化や傾向なども分析します。健康推進政策にとってはとても重要なデータになると思いますね。」
河口先生は、このデータを大学や行政だけが活用するのではなく、住民自身が自分の健康管理に使えるようにしたいと言います。
「健康管理、特に生活習慣病は、医師任せ、病院任せでは良くならないんです。重要なことは、ゆっくりでもいいので、住民自身が自分の健康を守るライフスタイルに変えていくことです。健康な暮らし方を着実に身につけて欲しいですね。」
9月28日には、河口先生の講演会『健診結果の見方・健康と生活習慣について』が行われ、9月29日には、保健師が個々人に健診結果の説明を行っています。
住民自律の健康管理に向けて、町と北大の連携が進みます。
梅田 日時: 2009年10月14日 11:16
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