松永和之さんの「マラウィ通信」11.お手伝い
最近でこそ日本では家事の分担が唱えられていますが 、
マラウイでは、家事、育児はほぼ完全に女性の仕事として捉えられています。
早朝の家の前の掃き掃除。
それが終わると、水道の無い家では水汲み。
井戸や水道のある家に行き、家との間を何度も往復します。

ここでは、何でも頭の上に乗せて運ぶ習慣があります。
水の入ったバケツも例外ではありません。
でも、中身が水だけにバランスがとりにくく運ぶのは大変です。
慣れないと、こぼして顔や服を少しずつ濡しながら運ぶことに。
以前、サンダルを頭にのせて歩いてる人がいました。
裸足で。サンダルは頭の上。
一瞬、何故?って思いましたが、まあ、いろいろな理由があるのでしょう、多分。

電気の無い家がほとんどですので、食事の調理はおのずから薪か炭ですることになります。
道端で薪や炭も売ってはいますが、経済的に余裕のない家庭では落ちた枝を拾い集める仕事があります。
子供達は日本以上に家事の手伝いをします。
昔の日本でま子供達はお手伝いをよくしたでしょうが、今はどうでしょう?
私も取り立てててよく手伝ったと言うこともありませんでしたので偉そうなことは言えませんが。
この薪拾いも、水汲みも子供達の大事な仕事のうちの一つ。
食事の話が出ましたが、
マラウイでは食事は男性と女性は別々の部屋でとります。
お葬式の時なども、座る場所は男女別。
ここでは、さまざまな場面でこのような状況を目にすることになります。
洗濯、食器などの洗い物は湖で。
女性達が子供達を連れ、洗濯物や食器を手に湖にやってきます。
洗濯した後は砂浜に広げて干します。
そして、洗濯の後は湖で沐浴。
湖の中で石鹸をつけて体をゴシゴシと。
もちろん湖で体を洗うのは女性達だけではなく、男性も子供も。
政府の官公庁などでは女性の長を見かけます。
都会では女性の社会進出も進んでいると感じられます。
しかし、田舎ではやはりまだまだ女性の地位は低く、
多くの面での決定が男性主導で進められているようです。
文化の違いから、男女の役割に関しては様々な違いがあるのは当たり前です。
日本の価値観だけに囚われ、それを決して押し付けることなく。
その違いを受け入れながら、少しずつ理解していくことも、ここに来ている一つの目的でもあると思うのです。
しかしながら、非とするべきものは非とすることもまた。
何が正しくて何が間違っていると言っているわけではありません。
この世界は多様性の原則の下に成り立っているということだけなのです。
梅田 日時: 2010年06月25日 15:27
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