松永和之さんの「マラウィ通信」9:ゴミ拾い
はじめの頃の記事で、
もしかしたら私もゴミ拾いをするかもしれません
という文を書きました。
そして、今、浜辺のゴミ拾いをしています。
もうすぐ5ヶ月目。
任地にいるときはほぼ毎日しています。
場所は学校脇の浜辺。約300mほど。
スーパーマーケットで貰うポリ袋がいっぱいになったら、その日は終了。
時刻はだいたい夕方、学校が終わってから。
使えそうなものが落ちているときは、拾いません。
マラウイ人の誰にもゴミ拾いを強制しない。


そんな感じで毎日やっています。
はじめのうちはよく聞かれました。
「何をしているんだ?」
「それは拾ってどうするの?」
「お金になるの?」
「お金を貰って拾っているの?」
ボランティアで、無償で清掃することが、彼らにはどうしても理解できない様子です。
浜辺は不特定多数の人間が利用します。
不特定多数といっても村は小さいので、おのずから利用者は限られてきますから、
そのうち、質問されることも少なくなって。
ゴミ拾いをはじめて気付いたことがあります。
それは、ゴミを拾うこと、それ自体は簡単だということ。
難しいのはその後。
ゴミを拾った後の処理。
日本であればきちんと回収され、処理されます。
が、ここにはそのようなシステムはありません。
首都や、大きな町にはあります。
現にある都市では市をあげて清掃活動のキャンペーンを行っていました。
が、私が住むような小さな町にはありません。
ここの人たちがゴミをなんの躊躇も無く路上に捨てていくのは、
こうしたシステムの欠如によるものもおおきいのではないでしょうか。
家に持ち帰ってもどうすることもできないですしね。
もちろん、それがゴミを捨ててもよいという理由には絶対になりませんが、
長年に亘って行われてきた習慣や考え方は、簡単には変えられませんし。
それでは、私はどうしているかというと・・・
止むを得ず、庭に大きな穴を掘りそこに捨てています。
しかしその穴にも限界があります。
ゴミ拾いをはじめてから、この問題に関してはずっと頭を悩ましてきました。
ダイオキシン、環境ホルモン、炭酸ガス、土壌汚染、リサイクル問題、、、、
先日デンマークで地球温暖化に関する会議が開かれました。
この国でも、少しずつですが環境に対する意識の高まりを感じています。
一部の急激な経済成長をする国を含め、先進国各国が地球を無制限に汚して来ました。
やっとついこの数十年でその方向を転換しはじめたところです。
アフリカはこれからその後を追うことになります。
この豊かな大地が同じ轍を踏まぬように、何ができるのか、
これからの残された任期で私も考えて行きたいと思います。
梅田 日時: 2010年02月28日 19:28
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