松永和之さんの「マラウィ通信」14:お店
道を歩いていると、
「どこへ行くの(行ってきたの)」
とよく聞かれます。
「マーケットへ」といつもと同じ答えで返すわけですが、
この小さな町ではここ以外に特に行く場所も無く、、、
野菜、肉、魚、その他の食料品売り場、日用品・雑貨店、、服飾、その他
マトーラ(公共交通手段のトラック)乗り場、散髪屋、映画館代わりのビデオシアター、食堂、服の仕立屋、最近できたインターネットカフェなどがここのマーケットに集まっています。
つい最近ではビリヤードの台が二台置かれました。
どの店も売っているものにはほぼ大差ありません。
同じ種類の店ならどこに入っても同じ。食堂もメニューはどこも一緒です。
ここに限らず、マラウイ国内どこへ行ってもマーケットの様子にさほど違いはありません。
食堂も国内どこでもほぼ同じメニュー。

野菜売り場
売っているものと言えば、トマト、豆類、葉物類、玉ねぎ、ジャガイモ、キャベツ、オクラ、ごくたまにニンジンやなすび、ピーマン。それ以外には季節の果物。
これ以外のものを売っているのを見たことがありません。
肉屋。
二軒あって、その日によってヤギ肉か牛肉が買えます。たいていはヤギ肉。
店の裏では、これから食べられてしまうであろう山羊たちが自分の運命を知ってか知らず
「めぇ~」と鳴いていました。
この店に来ると、生きるために食べるということの生々しさをいつも実感します。
新しい方の店には冷蔵庫もあります。
魚屋。
おそろしくハエのたかっているこの店ですが、売っているものは年中同じ。
乾燥、または生のウシパ(小魚)がメインで、他には焼き魚や、
燻製にしてあるコロコロ(小さななまず)くらいです。
湖のそばのマーケットにしては少ないと思うでしょうが、
大きな高価な魚は浜で仲買人によって買い占められ、ここに並ぶことはありません。
大きな魚が食べたいときは浜へ行き、直接そこで買うことになります。

雑貨店。
鍋、食器、サンダル、石鹸・洗剤の類、電球、文房具、薬などなど。
食料品を売っている所もあり、そこでは米や砂糖、塩などが量り売りされていたり、
お菓子や調味料などもすこし。
とにかく、いろいろな物が売られており、雑貨店という枠にとらわれない品揃えです。

意外に思うかもしれませんが、服の仕立屋さんが数店。
チテンジと呼ばれる洋服の生地が置いてあり、服を仕立ててもらえます。
そんなにたくさん注文があるとも思えないのですが、
つぶれないということは、それだけ需要があるのでしょう。
服の修理も、もちろん。
修理の出来は推して測るべしといった感じ。
ビリヤード台が来るまでは、ほぼ唯一の娯楽施設であっただろうビデオシアター。
ビデオシアターなんて書くといかにもですが、
実際には小屋にテレビを置いただけの場所。
ほとんどの一般家庭にテレビなどありません。電気もないんですから。
それで、ここでお金をとって映画などを見せているのです。
中国のカンフー映画や戦争、アクション映画が多いです。
言葉、いらないですからね。
単純に見て楽しめるもの。
日本人はよくマラウイ人から中国人のしゃべり方のまねをされてからかわれます。
ほぼ全隊員が経験していることでしょう。
それらはこのビデオシアターなどの影響も多いんだろうなあ
そのほかには、ほぼ丸刈り専門の散髪屋。
チプシ屋と呼ばれるジャガイモを油で揚げて食べさせる屋台。
バナナだけを売る店、などなど。
そんな店の立ち並ぶ路地の一角でおやつが買えます。
一番人気はマンダシ。
(写真 14-4)
日本で言うところの揚げパン。
マラウイ全土で同じものがどこでも買えます。
揚げたてのマンダシはとっても美味しいです。
他にはメイズ(トウモロコシ)の粉を水で練って焼いたものや、
サモサと呼ばれる春巻きの皮のようなものでジャガイモやご飯を三角形の形にくるみ、油で揚げたもの。
以上のおやつ類はほぼみな10K(約6、7円)。
他には焼きピーナッツやポップコーンなども。
マーケットの場所以外にも小さな個人の店は散在しています。
もちろん遠くへ出かければある程度のものはだいたい手に入ります。
ですが、毎日の食事、生活とは切っても切り離せないこの地元のマーケット。
十年後、再び訪れたとしてもここは今のまま、
のんびりとした雰囲気でかわらないんだろうなあ、
ここに来るたびに感じるのですが、それは良いことなのか、悪いことなのか。。。
みなさんはどっちだと思いますか?
admin 日時: 2011年01月27日 10:44
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