「ヨルダン通信」第6便です。

輪島千江子さんから、「ヨルダン通信」第6便が届きました。
2月になって、いよいよ輪島さんのミッションが始まったようです。
写真に写った子どもたちのかわいい表情は、ワディムサも喜茂別も、どこでも一緒ですね。でも、子どもと大人の生活風景や教育現場の様子はずいぶんと違うようで、ちょっとびっくりします。

【ヨルダン通信:第6便】
   学校       مدرسة (マドラサ)

冬休みが終わり2月から学校が始まりました。
私は女子高の幼稚園部で働いています。こちらは日本と同じく1年生は6歳からスタートします。2年生までが男女共学で、その後は別々の学校となります。
ヨルダンの幼稚園は日本と全く違い、遊ぶ時間が全くと言っていいくらいありません。1日のスケジュールは

7時半      登校
~8時      朝の会
~9時半    アラビア語
~10時     休み時間(売店があり、子供も先生たちもお菓子を食べます。朝ごは
          んを食べてきていない子が多く、この時間を朝ごはん{ファトゥール} 
          と呼んでいます。しかし、食べているものは、チョコレート・ポテトチッ
          プなどです。ですから虫歯の子だらけですし、大人はたいてい太って
          います。)
~12時     英語 アラビア語
~12時半    下校

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5歳から遊びがなく、勉強ばかりです。しかし、子供たちは効果的な学習方法を身に付けていなく、また、授業も効果的ではないため身に付いていないようです。日本のように年齢に適した事を行っているわけではないため、教師(大人)の考えだけで進み、子供たちにさせているのが現状でしょう。

ですから私が情操教育を教えに来ているわけなんですが・・・絵を描いたことも、紙を切ったこともない子供たちですから、初歩の段階から進めています。きっと折り紙を折れるようになるには半年は必要でしょうね。

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基本的な生活習慣・衛生・礼儀・ルールも身に付いていないようです。
売店で買い物するお金をジャラジャラさせながら・ものを食べながら勉強し、食事の前・トイレの後には手を洗うことはせず、食べ物は地べたに置く、順番に並ぶことを知らない、机の上に立つ、ごみはその場に捨てる、などなど・・・。言い出せばきりがありません。どうしてだかわかりますか?

大人たちがそうなんです。子供の見本とならなくてはいけない教師たちまでもがですよ。本当に信じられない光景なんです。子供たちに教えるよりも、この国の大人たちが変わらない限り、難しいでしょうね。

しかし教師たちは、自分が正しいと思い、とっても厳しいですよ。子供たちが騒がしい時は棒で机をゴンゴンはたき、テストが出来ない子には「何で分かんないんだー。」っと平手打ちです。ヴァイオレンスで初めは見ている私の方が泣けてきました。子供たちは、泣くんだろうな~?っと思っていたのですが、日常的にそうなので泣きもしません。本当にゲンコツやはたくではなく、平手打ちですよ!!びっくりというか、子供がかわいそうで・・・。

今回は幼稚園部の子供たちの写真をお送りします。子供たちはどこの国でもかわいいですよね!

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輪島千江子 2008年2月23日 1:59