「ヨルダン通信」第10便が届きました。

輪島さんから、「ヨルダン通信」第10便が届きました。

「結婚」が文化や宗教を色濃く反映していることに、とても興味を感じました。
私たちの国ではどうなのでしょうか。考え込んでしまいます。
それにしても、お祝いで空に向かって銃を撃つ習慣。
テレビや映画で時々お目にかかりますが、
私もかねがね「落ちてくる銃弾はどうなるのだろう・・・」と不思議に思っていました。
「やはり・・」と、こちらも今更ながらにびっくりしてしまいます。


結婚式   (ハフィラ オルス)  حفل عرس 

マルハバー、ケイファハールコム? 皆さんお元気でしょうか?こちらヨルダンは毎日30度を超える雨の降らない夏の日です。この間首都アンマンに行ったのですが、ワディムサとは違い、気温は高いし湿気はあるしで寝付くのに大変でした。冬は寒くて辛いワディムサですが、夏の夜は(今でも)しっかりと窓を閉めて寝るのがちょうどいいくらいですので快適です。

前回お伝えしたように、今回はヨルダンの結婚式事情についてお伝えします。
★(結婚式当日はたくさんの写真を撮ったのですが、私がその写真を見るのは良いのですが、ヨルダンの女性は他の人に写真を見られるのを好みません。ですので今回は、結婚式の車とたまたまアンマンに行った時に見た結婚式の写真を添付します。)

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この間アンマンに行った際、ホテルでの結婚式を見ましたが、ワディムサでは基本的には自宅、又は家族によって決められている集会所のような所で結婚式・結納をします。

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結納と結婚式を2日続けて行う人もいれば、結納から結婚まで期間を置いて行う人もいます。これは日本と一緒ですね。
しかし、日本と違うことは・・・!!アンマンは首都ですしキリスト教の方も住んでいるのでそうとは言えませんが・・・、ワディムサのような地方都市では、異性の友達というものは存在しません。結納が済み皆に認めてもらい、やっと町を2人で歩いたりできるのです。

結婚式に至るまでは・・・もちろん家族や知人の紹介が多いようですが、今の若者達は大学で知り合ったり、時には町で声を掛けられたり等で知り合っているようです。高校生高学年ほどになると彼氏・彼女を持っている人が出てくるようですが、決して両親や大人達には言いません。秘密なのです。もちろん宗教上会うことなんて出来ない彼らにとって、携帯電話は最高の必需品だと思います。こちらでは携帯電話は高校生くらいからみんなと言ってよいくらいの人たちが持っていますし、通話も安いです。ですから彼らは毎日何時間も話しているようです。

イスラム圏では男性は4人まで妻を持って良いことになっています。でも実際はお金持ちでないと4人も養えないようです。私は2人までは見たことがあります。こちらの方の話によれば、「男性は戦争に行ってしまうため女性の人口が多くなるため、又子供(子孫)をたくさん残すため」と言っています。そうそう知っていますか?こちらでは結婚するまで一人暮らしをしている人はいないと言っても過言ではないのです。結婚して初めて家を出る!という感じです。そしてまた、子供の数が多いです。10人子供がいても普通です。家の近所には18人います。

ヨルダンでは夏の間にだけ結婚式を挙げるそうです。女性・男性に分かれて行われます。私はもちろん女性の場にだけしか出席したことがないのですが、結婚式は夕方頃に始まり、新婦が大きい可愛い椅子に座り、周りのみんなはアラブダンスを踊ります。この時だけは女性のみの場なので、いつもは着ることのないような洋服を着ます(キャミソール+スカート等)。2~3時間ほど続き、男性の親族がお祝いを渡しに来ます。それが済むと新郎・新婦共に家族や友達たちと町の中を車で回ります。何十台という車がクラクションを鳴らし、時にはジェットコースターのような速さで走ります。
そして、新郎の家族の家に行き(中に入れるのは女性と新郎のみ)、また踊りが始まります。外では花火や銃が撃たれすごい華やかです。終わるのは夜の12時頃です。
人にもよるのでしょうが?食事はないです。もちろんイスラム教なのでお酒はありません。

お祝い事には花火(日本の花火大会のような花火です)と銃が付き物ですが、慣れない私はいつも銃の音にびくびくしています。空に向って撃つのですが、落ちてきた弾で死んでしまう人もいるようで、警察は止めるように言っているのですが、長く続いてきた習慣を変えられないようです。


輪島千江子(2008年7月27日)