仕事場の風景
旧羊蹄小学校の向かい側にかって珪藻土の工場があったのだそうです。その上に、今はリサイクルの分別や、建設用型枠などが作られている作業場と土取り場がある。
目名川と尻別川に隣接して、子供たちが旧羊蹄小学校の辺りを”ことりの村”と呼んできたのがよく解る。ここではさえずりに誘われて見上げると、意外な野鳥たちに出会うことができる。
ジィジィ奇妙な声、水平に両翼をバネのように飛ぶ。白に青みがかった銀色に見える翼。山蝉。
働く人は一心に仕事をしているので彼らの警戒対象ではない。しかし、彼らに近づいて行くと許容距離を越えると飛び去っていく。行ってしまったとこちらも庭仕事をすると、あ、すぐ上の枝からこちらが観察されているという具合。
個体数も少なくカワセミ類の仲間として魚を補食する山蝉は、清流の指標ともなる。
目名川にはバイカモが緑なし、その下にはたくさんの魚がいる。鳥たちはこの川と共に生きている。

山と渓谷社刊の『日本の野鳥』に「繁殖期には川や湖の岸辺やその近くの土の崖に、くちばしを使って巣穴を掘る。巣穴は90-140㎝位で一番奥が少し広い部屋となり,細かい土が敷かれた上に卵が産まれる。産卵期は3-6月卵数は4-7個」
「日本では北海道から九州までの各地に留鳥として生息し,繁殖している。個体数は少ない。」とある。
去年巣穴に餌を運ぶ様子がよく見えた山蝉の親子はどうしているかと気になっていた。3月31日比羅岡の橋の上で車の直前を鳥が過る。ハイタカと思ったのだが、車を止めると山蝉だった。カメラが嫌いなので車の中から撮る。

もう少し近づきたいと車を降りると2羽が上流に1羽が橋下駄をくぐって一気に下流へ。3羽いたのである。

桜が咲いた頃から、土取り場にクレーンが入って火山灰が採取されている。作業所の方に山蝉の営巣地になっていることをご存知か伺ってみる。「それは知らなかったな。」「お仕事一生懸命されてるから、、、クレーンが入って巣穴の近くで作業が始まったので気になって。」
その日はコンクリート用の型枠を作って、剥離剤を塗る作業中。
設計に添ってそのたびに作るのだそうです。
「この作業所にコウモリはいるよ。」とのことでした。
土取り作業と山蝉が共存できるように、、、、、、
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